人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ななさん : 消化器官間質細胞腫瘍

ななさん : 消化器官間質細胞腫瘍_e0025596_18222023.jpg


ななさんの病気について 記しておきます。

退院後の日々の様子も

この記事に 追記していきます。








+ + + + + + +




● 2011年8月8日

慢性的な咳があるため かかりつけの動物病院の先生に診ていただき
そういえば 排便の時しぶる感じ(何度も排便時の形をとるが出たりでなかったり)が
あることが気になっていたので相談する。この時は“ そういえば ”という感じ。
( ななさんはお腹は弱くない方なので 気がついたのだと思う )

ちょうどそのとき 診察台の上で ななさんが脱糞。
先生が パッと肛門を見て、何かあることに気づいてくださいました。
その後 CT等がある病院を紹介していただき、8月15日CT検査・内視鏡検査の結果
転移や多発が認められなかったため、直腸のできものを切除し、病理組織検査。

咳の方は、気管に一部狭くなっているところみつかったが、肺の病変は認められず。
気管虚脱、気管支虚脱(いずれも軽度)咳の原因となりうるが確定はできない、とのこと。






-----------------------------------------




病理検査の結果 消化器官間質細胞腫瘍( GIST )であることが分かった。
GIST の多くは癌で腸閉塞や腸の破裂が起こった状態で発見されることが多いのに対して、
ななは 比較的早期発見と言えるが 今回実施した手術は良性病変を想定した手術、
診断目的の手術であるため 腫瘍ギリギリで切除されいて
目に見えないレベルで腫瘍細胞が残存している可能性があるため
再発・転移には十分な注意が必要とのことで


今後の治療方針として 次の選択肢があるといわれる。



A.直腸の引き抜き術 広範囲に切除する。

  メリット: 完治の可能性が高くなる。

  デメリット: 手術の負担、リスク。合併症。高額な費用。




B.経過観察 定期的に検査(直腸疹・内視鏡・レントゲン・超音波・CT)を行う。
            最低2年。

  メリット: 現時点で これ以上の負担はかからない。
        再発・転移しない場合もある。

  デメリット: 癌を進行させる可能性がある。
         再発、転移が起こった場合に手遅れになる可能性がある。




-----------------------------------------


本人の意見や意思は聞けないので 私たちが決めなくてはなりません。
でも もう決まっていました。A. です。

『 完治 』 を求めました。

かかりつけの先生も 手術をしてくださる先生も
もちろん強制ではありませんが A. を勧めてくださいました。
ななさんが もう少し年をとっていたり、病気が進んでいたなら
違うのではないかとも思いました。

ドカンとした痛みはないかもしれないけど
常に不安を抱えているような生活を送るのは嫌。





-----------------------------------------




● 9月26日 手術





-----------------------------------------






● 10月6日 退院


病理組織診断 腫瘍性病変なし

今回の追加切除により予後は良好である可能性が高いと考えられるそうです。






退院時の症状は 出血と 頻繁なウンチ。
下痢ではなく 少しずつ出てしまう、という感じ。
このような状態が2ヶ月ほど続くとのこと。

食欲は 『 あるけれど一度には食べられない 』 という感じ。






-----------------------------------------




● 10月8日(土)

午後散歩の時間になっても よく眠っているので
起きるまで散歩に行かなかった。
今日は ほんとに深~く深~く眠っていた。
眠っているときは ほんとに気持ち良さそう。
普通の暮らしでは 苦しそうなことは全くなく
排便の時だけが 辛そうだ。



散歩に行くときにはオムツをとっているので
痛々しいお尻丸見え。
手術の時に 肛門の周りの毛を刈ったので
地肌のピンク色がなんとも ...
肌、こういう色だったのね ...

散歩中 石を蹴ってあげると追いかけて、
あんこが来ると 石を守って吠える、という
いつもの遊びをした。昨日は しなかったのに。
少しずつ元気になってるのだね。

と、喜びつつ家に帰ってお尻のケアをしてオムツをして
あんこの足を洗って 毛取りをしていると
(最近 あんこが痒そうなのだ。手入れがあまりできてないせいかも)
背後を ななさんが背中を弓なりにしながら 玄関方向へ
よたよた横切るのが見えた!ひえ~!
あんこの手入れを適当に済ませ また出てしまったななさんの
オムツを変える。ふ~っ終わったと 思ったら また弓なり。
で オムツ交換。

このペースでオムツを消費していくと かなり家計を圧迫しそうだ。
今、使っているオムツは 実は何年も前、あんこが生理になった時に
買ったのだけどあんこには恐ろしく小さすぎて使えなかったものだった。
とりあえず もう一袋買ってきたけど。
ななさんは オムツにシッコの方はするわけではなく
肛門すぐのところまで腸を切ったので 排便がコントロールできなくて出てしまう。
そのウンチもそんなに悪い状態ではないのでほとんど汚れないのだ。
それほど汚れてないけど そのまままた使うのは
不潔で 感染など怖いから使いたくない。
ティッシュをはさんで使ってみたけど ティッシュだとちょっと弱い。

う~ん ... と考えたら そういえば漏らし屋あんこのために買った
『 流せるティッシュ 』 というのがあったことを思い出した。
数枚とって畳んでオムツの間にあてたら なかなかうまくいきました。
ソフトだけど しっかりしていていい。たぶん安かったと思うし。
これで 少しはオムツの消費枚数を抑えられそう。

子供に恵まれなかったので縁がなかったオムツに
こんな風に関わるようになるとは。などと感慨深い。




退院してから なんだかかわいそすぎて
ななさんを 抱きしめたり撫で回したりできなかったのだけど
いつものように 横になってるななさんに添い寝したら
ななさんがいつものように腕まくらしてきて 喉を鳴らして甘えてきた。
嬉しかった~
でも すごく痩せたのがわかった。薄っぺらくて一反木綿みたいだよ ...
抱きあげるとき 軽くなってるのわかったてたけど もっと実感した。
大変だったね 頑張ったね 代わりに痩せてあげたかったよ
蓄えいっぱいあるから ...

さあ あとは治るだけだよ。
おいしいものをほどほどに食べて いっぱい遊んで
元気で長生きしようね!








-----------------------------------------



● 10月11日(火)

散歩のときは オムツを外して歩くので
歩きながら どうかな~とじろじろ見てるのですけど(変?)
肛門さんの生々しさが無くなってきたようです。
出血も見た目では ないです。

まだ 人様にお見せするのはなんなので
ちょこっと隠しましたが こんな感じで
毛を刈ってあります。


ななさん : 消化器官間質細胞腫瘍_e0025596_1526374.jpg

地肌は かわいいブタ色です!



ななさん : 消化器官間質細胞腫瘍_e0025596_15265196.jpg

ちょうど しっぽが乗っかるところも刈ってありました。
手術の都合ですね ( なんのためかは不明・硬膜外麻酔のためかなぁ? )


オムツ姿のななさんを恐れていたあんこも慣れたようですし ^^

退院して5日。

手術から 15日。

回復している感じで 良かったです。





-----------------------------------------





● 10月12日(水)

散歩前 オムツをとったら シッコがしてあった ...
これ、いいのだろうか?

散歩中の排便が すごく辛そうで、時間がかかった。


一進一退というところかなぁ。




-----------------------------------------





● 10月15日(土)

ここのところ ななさん 散歩中のウンの時、悲鳴をあげる。
「 ぅぐうぅ ... ぐあぉ ... んがががぁ! 」 とか
静まり返った住宅街で ... はずかしい。

ウンが固くなってきたら 痛がるかもと
動物病院の先生がいわれていたとおりのことなので
驚かなかったけれど はずかしい。

そんなに固くないんだけどな。

5mおきくらいにやられたので ずっとお尻をみながら
追いかけてる状態だった。


ここを見てくれている方 ... いつも汚い話ですみません~





-----------------------------------------



●10月16日(日)

散歩から帰った後 お尻の手入れ(洗ったり拭いたり) をすると
再び便意に襲われ出てしまう、を繰り返す。
このときが ポイントみたい。
なんとかして オムツを汚さず、何度か使えるようにしたいもんです。(ケチ?)

昨日は あみあみホネおもちゃを投げろと持ってきて
その場でキャッチを2度ほどやった。
今日は石けり追いかけもかなりやった。
散歩に行くのでオムツをとった時、
まだ 少し出血してるような跡があるのが気になる。

18:09 かわいいおならみたいな音が... !
腸が動いてるってことでいいのことなのかな?






-----------------------------------------



●10月18日(火)

ウンをするとき 声をあげなくなった。
痛みが軽くなったってことだろうか。
時間は長くかかるけど。
それから 散歩後、水で洗うと刺激になるのか
オムツをしてからまたウンをしてしまう。
犬用ウェットティッシュで拭くくらいだとしないみたい。
様子見。

気になったのは 散歩に行くときオムツをとると
シッコまでしていることが多くなった。
まさか オムツにすることを覚えてしまったのか!?
人間の赤ちゃん用もそうだと思うけど
犬用も進化してるから さらさら快適で ... うむむ






-----------------------------------------







● 10月21日(金)


通院。

オムツにつくウンは少なくなってきている (漏れが少なくなってるということだと思う)
が、 シッコが漏れ それが血尿っぽい。

抗生剤が追加。
大腸炎の薬と抗生剤を1日2回ということに。

また2週間後くらいに通院。

体重7.55㎏。
退院してきたときより戻ったと思っていたけど 痩せた~
退院直後は いったい何㎏だったのだろう・・・
(かわいそうすぎて量れなかったのでした)



昼間 私の通院で手術以来初めての犬だけの留守番。(4時間ほど)
ななさん、人がいなくなったら ここぞとばかりオムツを食いちぎり
中身を食べてお腹が膨らんで苦しんでいるのではないか
などと 待合室で想像していたが杞憂だった。






-----------------------------------------





● 11月4日(金)


通院。

排便の時 悲鳴をあげながら 細いウンを苦しそうに出すことを告げる。
手術で縫ったところが縮んで肛門が細くなってしまっているためではないか、と。
ステロイド剤が出る。胃が荒れないよう 胃薬も。各1日1度。
引き続き 大腸の薬も。
経過はあまり良くないみたいだ。


尿検査をしたところ 尿には異常はないので 抗生剤はでなかった。







-----------------------------------------



● 11月12日(土)


排便時の時の叫びが酷く ( 夜、住宅街ですると そばの家の窓が開けられるくらい:夫ぷうすけ談 )
このままでいくと 再手術になるかも ... と 不安になっていましたが
2日ほど前から 叫びも少しになり、本日の昼散歩では全く叫ばなかった!
状態も やや柔らかいが 細ヘビではなく。

さつまいもと プレーンヨーグルト大さじ1 ほどを 毎日あげ続けたのが良かったのかな。


このまま 良くなりますように。





-----------------------------------------



● 11月14日(月)

通院日。

大腸炎の薬を いったん止めることに。
ステロイドと胃薬を 朝1回。
最近は 錠剤を 食パンやふかしたさつまいもに包んで
小さいお団子にしてあげているので ピルクラッシャーの出番は無し。
パクッ ゴクン!で あっけなく終わり。
夜飲む薬がなくなっただけで 楽なかんじがする。

オムツと流せるティッシュ購入。
オムツ 28枚1680円... 高いよ~



あ。あと 今朝起きたら
オムツをあてる前に挟んだ流せるティッシュと
食いちぎられたかけらもころがっていた。
オムツは普通にしてあったので しっぽの穴から取りだしたと思われ。 
ほんと 器用だわ~とあきれる。





-----------------------------------------



● 11月20日(日)


数日前から オムツを取ると 間にはさんだ流せるティシュがない。
どこにも転がっても 散乱してもいない。
信じられないことだが どうやら食べてしまっているようだ ...
はぁ~~ さすが犬!^^;
そして 夜中に 変な音がずっとしてて (たぶん食べてる音)
ななを叱りながら眠る を繰り返しているので寝不足。とほほ。


そして 排便の時は 鳴いたり泣かなかったり。
そんなもん食べてるからだよ きっと。

ティッシュをはさんで節約作戦は中止。

お金には代えられないからね。

でも とほほ だよ、かわいい ななさん。



-----------------------------------------




● 1月19日(木)


2ヶ月ぶり。

排便の時に鳴くことは 今月に入って数回あった。
その前は 鳴かなくなって 良くなったか!と思っていたのに。
でも また 数日鳴かないでいる。
そして ここ数日は オムツに汚れが付かない!
これには驚き。

ただ 長くオムツ生活をしているせいか
脚の付け根の部分が 毛が抜け 真っ赤な肌、の状態。
ちょうど オムツのその部分はビニールになっているから
蒸れる上に 擦れるのだろう。
病院で出してもらっていた ただれの薬を塗っている。


オムツ・・・ お腹部分はたるむのに 背中部分は狭いかんじ。
足回りは ビニールじゃない方がいいのにな。
それと 犬のオムツは シッコが出てしまうことの方に重点を置いている。
ななさんのように 手術をして肛門の具合が悪くなり
シッコは大丈夫という場合には 向いてない・・・。
仕方ないのだけど。

もうずっとオムツかなと思っていたけど
もしかしたら なし でも大丈夫になるかもしれない
... と いう気もしてきたのが うれしい。

ただれが かわいそうなので。






-----------------------------------------


変化があったら記していきます ...
by manatsu819 | 2011-10-07 07:00 | *病院・病気・怪我 | Comments(0)

* 柴犬母娘と暮らした毎日 * 


by nui