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* 柴犬母娘と暮らした毎日 * 


by nui
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今日まで


ななさんが旅立ってから 4週間経ちました。
“もう” なのか “まだ” なのかよくわかりません。
2年位前までは「犬の1年は人の4年くらいだ」と聞いても
実感できずにいましたが ここ数年は
ほんとにほんとに・・・と思う日々でした。
ななさんが騒ぐので 明け方近くまで起きていて
数時間眠り、めざめて一番に思うのは
ななさんが死んでるかもしれない、ということで
眠るのも起きるのも怖い という日々が半年くらい続きました。

お正月に身内に不幸があり
長時間留守番させたときも
私の持病が悪化してしまい
違う病気にもなり入院したときも
ななさんは 頑張って待っててくれました。

そして。
亡くなる前々日の夜から朝にかけて
ななさんが 静かに頭を起こして
真っ黒な瞳で私を見つめ
うんうんうん と 何度もうなずいて
ぱたんと頭を落とし
また 頭を起こして 私を見つめ何度もうなずく
これをずっとずっと 繰り返していたのです。
なな、なに?なんなの?と 何度も訊いたけど
あたりまえだけど 何も答えてはくれず
疲れるからいいんだよ もう寝な、
と 撫でて寝かせました。

亡くなる朝。
ななさんを抱き起し 流動食をあげると
一口だけ飲んでくれました。
でも もういらないようだったので
もういらないの?と話しかけると
目をカッと開けてみつめたのです。 
覗き込む私を通り過ぎた方向を。
思わず え?なに?と
振り返って見てしまいました。
が、当然 白い天井しかなくて。
そして ななさんに目を戻すと
元気な頃 いたずらして
面白がって逃げるときのように
耳と耳を近づけながら後ろに引いて
クックッと2回 体を 少しそらせたのでした。
私は ななさんを抱きしめながら
黙って見つめていました。
しっかり見てなくちゃ、と思いました。
そして、ああ、見届けた、と 思いました。

なな、死んだの?死んだんだよね?
うんうん。ありがとね
脱いじゃおうね 脱いじゃおう
いやだったよね こんなのはいてるの
と オムツを脱がせました。
オムツはとてもきれいで
うさぎのより小さなかわいいうんちが
3つくらいあっただけでした。
お疲れさま 頑張ったね
もう寝よう ゆっくり寝よう
と 目を閉じさせました。
すべて ほんの数分のことだと思います。
私が あまりにもアホっぽくて
ななさんに しっかりしなはれ!と
どつかれそうなので 
すぐにケージの中をきれいに掃除しました。
ななさんは 新しもの好き きれい好きだった。

亡くなる1週間前に 鳴かなくなり立てなくなり
食べなくなり 慌てて買ってきた流動食を
口にしたのは 3日くらいでした。
最期まで 立とうと歩こうとしてました。

ななさんが騒ぐので 
ほぼずっと締め切りだった
窓を開け放ちました。
ちょうどゴミの日だったので
ななさんの汚れものは
その日のうちに無くなりました。
なにも残さず すっきりといなくなってしまい
ぷっつり無音状態になったようでした。

滞っていた空気は流れ出しました。

オムツやシーツやウェットティッシュや
日々変化するごはんのことを
心配することもなくなって
真っ白な頭の中・心の中でした。

ななさんって ほんとに いたの?
・・・と さえ思えてきてました。
ななさんがいた日々が 
すべて夢の中の出来事のように
なんにも実感がなくなってしまったのです。
だからなのか 泣き続けるということもなく
ちょっとフワフワと でも普通に暮らしていました。

本を買い込みました。
掃除機を思い切りかけました。
片づけを始めました。

そして 時が過ぎ どうやら
じわじわとななさんが戻ってきています。
前より 泣けてきました。
これでいいんだと思います。
これが 普通なんだと思います。


元気だったころのななさんの前に
泣きわめいて でんぐり返しをする
エクソシストななさんが
立ちはだかっていたのだけど
だんだんと元気だった頃の
ななさんが見えてきました。
だいすきな ななさん。
(エクソシストななさんも嫌いじゃないよ)


つづく

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by manatsu819 | 2016-08-26 17:18 | *nui の徒然 | Comments(4)

7月30日


斎場の方が ななをみて
「随分頑張られたご様子ですね」とおっしゃった。
ほんとに。ほんとに ななは頑張った。
最期の4-5年は、手術を3回して 痴呆になって。
その時は、その時のななが ななだから
茶色くなったななが、当たり前のななになっていたんだなぁ
体重も 8㎏ちょっとのときもあったのに
さいごのほうは4.7㎏だったもんね


ななのお骨を拾う時 骨になってもかわいくて
骨壺にかける布は 私らしくないけどピンクにしたよ



帰宅して、玄関のクローゼットを開けたとき
なぜか ななのえんじ色のコートが落ちてきて
そのコートを着た時の かわいいななの姿を思い出し
たまらない気持ちが わっと襲ってきた
直前まで 普通にしてたのに


こういうことの繰り返し なんだろうな


ここ数年のななの辛さが 私をも辛くして
ほんとうのななを忘れかけていた
ななが ピタッと叫ぶことやめたとき
辛いななも私も すっと消えた
でも 同時にもうすぐサヨナラだと わかった
わかりながら 静かに ななといたかった
もう少し



後悔は もう 飲み込んだ



新しいななの居場所をつくる
そういう作業をしながら
心が整えられていくのがわかる


e0025596_1595341.jpg
でもさ
なな、なんだかヒマになっちゃったよ


あんこは いつのまにか 手のかからない犬になってくれてたんだよ
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by manatsu819 | 2016-08-01 03:08 | *nui の徒然 | Comments(0)